デザイン仏壇-小さなお仏壇
A4(エーヨン)仏壇

グッドデザイン賞受賞
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たどり着いたのは、この大きさでした。

A4サイズのお仏壇。
暮らしのサイズに合わせたお仏壇。

「エーヨン仏壇」
グッドデザイン賞を受賞。

「これなら置ける」、サイズとデザイン。
マンションや都市部の住宅など、現代の住まいを考えたミニ仏壇。

公益財団法人日本デザイン振興会主催グッドデザイン賞を受賞しました。


暮らしとインテリアに、自然に馴染むデザイン仏壇。

「置き場所がない、置き場所に悩む」という声から、生まれたお仏壇。

Concept

現代の「家族のカタチ」や「生活スタイル」に伴い、住まいやインテリアなど生活を取り巻く環境も変化しつつあります。デザイン性にこだわった住宅、賃貸・マンション住まいを選択する人が増え、「仏壇の置き場所」に悩むケースも少なくありません。そこでたどり着いたのが、誰もが知っている「A4」というサイズのお仏壇でした。「A4サイズ」は雑誌やノートはもちろん、ファイルやバックなど収納グッズも含め、私達の生活に深く浸透している基本サイズです。もしお仏壇が「A4サイズ」であれば、一般的なキャビネットやシェルフなどにも収納ができ、今までなかった置き場所や飾り方が可能となります。暮らしの中でもっとも自然なサイズ感、ライフスタイルやインテリアとの調和を考慮した結果、たどり着いたのはこの大きさでした。

仏壇という伝統を、現代につなぐ。

日本のひとつの伝統・文化であるお仏壇の存在は、感謝の心の表現であり、家族をつなぐ見えない絆のカタチでもありました。もしも、そのお仏壇が「大きさの都合で置けない」「空間やインテリアと合わない」という理由で人から遠くなってしまうのであれば…。「A4仏壇」は、インテリアや家具と調和し、普段のリビングの風景に溶け込むよう、限りなくシンプルであることを追及しました。本来お仏壇は「祈る空間」であり、大切なのは「故人の想いがそこに在り、暮らしの中に存在すること」です。祈りや供養の本質はいつの時代も変わりません。現代の暮らしに合ったサイズとカタチにより、仏壇という伝統を現代につなぎ「想う心・偲ぶ心」をより身近な存在にします。

A4-Butsudan Project

グッドデザイン賞受賞、A4サイズのお仏壇

つくる想い、つなげる伝統。

「A4仏壇プロジェクト」は、現代におけるお仏壇と人との関係性を知ることから始まりました。その結果「大きさ・暮らしとの調和・価格」この3つがポイントでした。仏間が減りまた賃貸住まいが増えていることで、お仏壇の置き場所を確保しにくいこと。住まいやインテリアとの調和がとりにくく、いつしか住まいの奥にお仏壇が追いやられているケースが多いこと。お仏壇を欲しいけれど、価格的に厳しいと感じる方が多いこと。現実的にこうした理由でお仏壇はもちろん、本質であるはずの「祈り、偲び、想う」といった心まで、どこか遠ざかってしまうかもしれません。

私たち日本人にとってお仏壇は、宗教を超えたシンボル的な役目を担い、感謝する心の表現と家族をつなぐ「祈る場所」であり、大切なひとつの伝統・文化です。自分たちならばどのようなカタチで祈りたいか。どんなお仏壇であれば心が離れていかないのか。その思考が「A4仏壇」を生み出しました。

「A4」というサイズを軸とした明確な大きさ、限りなくシンプルで調和を意識したカタチ、そして誰もが手に取れる価格。 私たちは明快なコンセプトと、本質に学び続ける姿勢を忘れず、粛々とした役目を持つお仏壇という伝統を、現代につないで参ります。